子どもたちが関心を持ってくれるゲームがおすすめ
40歳を過ぎてからお金について勉強してきた私にとって、子どもには早く金融教育をしたほうがいいと考えていました。私には今年、中学3年生、中学1年生、小学校5年生になる子どもがいます。
まず、明治大学文学部教授の齋藤孝先生のガツンと一発シリーズの「ちょっとお金持ちになってみたい人、全員集合!」を読み聞かせしました。
金銭感覚や借金のリスク、信用が大事などを子ども向けにわかりやすく書かれています。
本の読み聞かせの課題
ただし、一つ課題が浮き彫りになりました。私が読み聞かせしないと継続的に学ぶことが難しいです。
一番上の子は中学生だったので、試しに「金持ち父さん、貧乏父さん」の本を勧めてみましたが、簿記の基本的な知識がないので、むずかしいと途中で挫折してしまいました。
遊びながらお金のことが学べる!?
シンプルな方法で、子どもたちが自主的に学ぶ仕組みがないかずっと考え続けていました。
ネットで子ども向けの金融教育について検索をしていると「マネーモンスター」 というゲームを発見しました。
マネーモンスターとは?
テレビ東京と知育型通信教育会社のタンキュークエストが共同開発したボードゲームです。
プレイヤーは、以下の4つのマネーモンスター(マネモン)から1つを選びます:
- ニャホンカブ(日本株)
- シンコッコカブ(新興国株)
- コクサイ(国債)
- フドウラゴン(不動産)
サイコロを振って駒を進め、最初にゴールにたどり着いたプレイヤーがお宝(キャピタルゲイン(値上がり益)カード)を獲得できます。
各マネモンは、実際の金融商品の特徴を反映した特性を持っています。
例えば、コクサイ(国債)は不景気に強く、シンコッコカブ(新興国株)はハイリスク・ハイリターンの性質があります。
日本株はその中間で、日本の不動産は一番値動きが小さい安定した設定となっています。
※注意点として日本株や新興国株、日本の不動産、日本の国債から選べますが、実際は日本株でも景気敏感株とデフェンス株で株価も相違があります。
また日本の不動産も都心や地方でも変動があるはずですが常に安定した設定となっています。
子ども向けに作成しているとはいえ、多少経済に詳しい人がプレイすると物足りなさを感じるかもしれません。
その他、ゲーム中には、「マイナス金利」や「消費税増税」、「定額給付金」、「バブル崩壊」など、実際の経済イベントが起こります。
プレイヤーはこれらのイベントに一喜一憂しながら資産を増やしていきます。
詳しい遊び方は家庭学習研究所のじゅんぺーさんのブログを読むことをオススメします。
まとめ
私がマネーモンスターを購入して良かった点は、子どもたちだけでも遊んでくれることです。
子どもが遊びながら「バブル崩壊」や「不動産バブル」などのイベントを経験するので金融や経済のことを楽しく学んでくれます。
子どもの学びにとって大切なことは、やはり遊びの要素を取り入れながら自主的に学ぶ環境を作ることだと思います。
マネーモンスターはお金のことについて学ぶ最初の一歩としては最適な教材と感じました。ぜひお試しください。
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最後に
このゲームは20分くらいでサクッと終わるので、次回はもう少し時間をかけて経済や株式のことがじっくり疑似体験できるボードゲームを紹介します。